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Title: palmはいいぞぉ〜

palm持ってるよ。 ゲームボーイサイズの小型端末でとにかく情報をいつでも持ち運びできる。 俺が持っているのはVisor Platinum。 高速CPUを塔載しているのにもかかわらず14800円とかなり安い。 ただ、Visorシリーズ自体なかなか入手できないというのが厳しい。 アキバでも探すのに数件まわったくらい。 [2001/08/09]よりpalmライフが始まった。

きっかけはこの前の256倍著者陣での打ち上げ。 二人がpalmを持ってきた。 かなり見やすく、目も疲れにくい。 そうなったら買うっきゃないと思い、ついにゲットするに至った。 俺のマシンはUSBついてないので、シリアルクレードルも必要になった。

1 palmとlinux

しかし、俺はlinux使いだ。 M$のOSはウィルス多いし怖くて使ってられないんで。 それにマシンも貧弱だし。 *1

プリンタ買ってもいまだに動いてくれないので、正直動くか不安でしょうがなかった。 が、googleでVisorをlinuxで動かしている人がいたので、一安心。 実際、いともあっけなくlinux上でHotSync成功。

2 pilot-link

linux上でpalmとやりとりするためには、pilot-linkというプログラムが必要だ。 debian使いならdebも用意してあるのでインストールは楽勝。 rpmも用意しているだろう。

インストールできたらあとは使うだけだ。 使い方はいたって簡単。

シリアルで転送する場合は、環境変数PILORATEを指定しておいた方が高速に転送される。

export PILOTRATE=115200

などとシェルの初期化ファイルにブチこんでおこう。

USBについてはどこぞのサイトに書いてあったし、こっちでは確認できないので省略しとく。 ただ、Linux上でUSBでも動くってことは言っておこう。

2.1 メモ帳へ転送

手始めに適当なテキストファイルをメモ帳を転送してみよう。 それには install-memo コマンドを使う。 テキストファイルは ~/.emacs とする。

$ install-memo ~/.emacs

と、たったこれだけだ。 そして、palmをクレードルに乗せてHotSyncボタンを押すよう指示されるので押す。 そしたら転送が始まる。 おわったらメモ帳を開いて確認しよう。 ちゃんと転送されたはずだ。

あっ、そのとき注意しないといけないのは、日本語の文字コードはSHIFT_JISでなければならないことだ。 それについてはnkfかなんかで変換しておこう。

$ nkf -s ~/.emacs > ~/.emacs.sjs
$ install-memo ~/.emacs.sjs

2.2 palmwareなどを転送

palm上で動くソフトウェア(palmware)などは.prcか.pdbという拡張子を持ったファイルである。 それらを転送するのはまた別のコマンドを使う。 ここで真打ち登場、pilot-xferコマンドだ。 pilot-xferは多機能であるためたくさんのオプションが用意してある。 まずは何も引数をつけずに起動だ。

$ pilot-xfer

すると、だだだーとオプションの説明がでてくる。 最低限押さえておきたいのは「-i」、「-b」、「-s」、「-r」だ。

-i

引数に指定したファイルをpalmにインストール。

-b

palmに置いてあるファイルを指定されたディレクトリにバックアップ。

-s

-bと同じくバックアップをとる。 ただし、palm内で更新されたファイルだけがパソコンへバックアップされる。 また、palm内で削除したファイルはパソコンのファイルも削除される。 すなわち、palmとパソコンを同期(synchronize)させるのだ。

-r

バックアップにある内容をリストアする。

よし、どこぞからfoo.prcというパームウェアを取ってきたとしよう。 そしたらすかさず

$ pilot-xfer -i foo.prc

と実行だ! 当然、HotSyncボタンを押すように画面上で指示される。

2.3 バックアップ

そして、いざというときのためにはバックアップは不可欠だ。 元来PDAたるものはバックアップの問題がつきまとっていた。 メモリモジュールとかは高いしなかなか買えたものじゃないが、パソコンで手軽にバックアップできるんだったらそりゃ嬉しい。 まずは、 ~/palm/backup というディレクトリでも作っておこう。 そして、

$ pilot-xfer -b ~/palm/backup

を実行し、HotSyncボタンを押す。 しばらく待つとバックアップが行われるはずだ。

もし、これが最初のバックアップならば

$ cd ~/palm; mkdir sync; cp backup/* sync

と実行しておこう。

電池切れや不慮のハードリセットを強要されたときのことを考えて、少なくとも数日に一回はバックアップしないといけない。 ただ、毎回フルバックアップは時間がかかりすぎるので、同期するようにしておこう。

$ pilot-xfer -s ~/palm/sync

そして、誤って大事なファイル(palm上の)を削除したときのことを考えて、定期的に

$ pilot-xfer -b ~/palm/backup

しておくことも忘れずに。

3 palmとruby

palmを持っている人はruby界にも少なからずいるので、当然palm関連のスクリプトも出回っている。 少なくとも俺が知ってるので、これらがある。*2

3.1 makedoc/makedoc.rb/makedoc-fast.rb

メモ帳では扱えるファイルサイズが制限されているが、その制限を取り払うためにできたのがDOCフォーマットってやつだ。*3 でかいテキストファイルはDOCファイルに変換してpalmに転送する。 テキストファイルを圧縮もしてくれるのでDOCにすると元のテキストファイルよりもサイズが小さくなる。

コンパイラを持っている人は迷わず<URL:makedoc.cc>をダウンロードしてコンパイルしよう。 Harold Bamfordさんの有名な本家makedocである。 そのファイルはネット上に転がっているが見付けづらいのでここに置いておいた。

$ gcc -o makedoc makedoc.cc

そしてできたmakedoc実行ファイルを/usr/local/binなんかにコピーすればよし。

また、同等の動作をするRubyスクリプトmakedoc.rbも存在する。 圧縮率は本家makedocよりも優れている(MoonWolf談)のだが、やばいくらい遅いのであまりおすすめできない。

で、そのDOCファイルはDOCリーダーといわれているpalm上のソフトウェアで見ることができる。 (フリーな)DOCリーダーには、PooK, SimpleDoc, J-DOC, CrsMeDocなどがある。 また、PenDocはそのDOCファイルを編集することもできるぞ。

3.1.1 オプション

makedocもmakedoc.rbも次のように起動する。

$ makedoc [オプション] もとのテキストファイルのファイル名 DOCのファイル名 palm上でのDOCの名前

具体的な使い方については

$ makedoc.rb

と引数をつけずに実行して確認してみてくれ。 SHIFT_JISな日本語で出てくるんで。

また、makedoc.rbはライブラリとしても使えるので、たとえばウェブ上にあるコンテンツを取得し、加工し、テキストファイルに落とし、DOCに変換するといったようなことがすべてRuby上で行える。 これをやってる一例がdailydoc.rbだ。

3.2 PalmSync

palmデータベースとパソコンとの同期を行うためのライブラリ。

まだ俺は使ってないので、レビューはできない。


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*1この前メモリを128MBに増設したから、Linuxでは何の不都合もない。 もじら動かしていても全然スワップしないのだから恐れ入る。あと数年は延命できそうだ。 買換えは自前サーバをたてるときかな。
*2他に知ってるのがあれば教えてくれ。
*3M$ Wordのソレとは違う。