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Matzにっき


2007-10-01 [長年日記]

_ [Ruby] ロゴコンテスト締め切り

本日10/1 0:00(UTC)がロゴコンテストの締め切りである。 日本時間だと午前9時になる。

で、駆け込みでの応募が大量にあって驚く。 届いたメールの総数は200を越えた。 もっとも重複があるので実際の候補はもう少し少ない。

ここから選ぶのはまた難儀な仕事になりそうだ。

_ [Ruby] Rubyで自治体の業務システム構築、松江で実証実験 − @IT

IPAの実証実験へ応募していたのが採択された、という話。

これの実装は実はNaClが行うのではなく、 島根最大のソフト会社であるテクノプロジェクトが主体となる。 NaClは単なるお手伝い。

事情を知る人から見ると、しばらく前にかとても考えられなかった組み合わせである。 オープンソースの圧力、松江市の態度、Rubyの魅力(自画自賛)と、 あと若干の政治的事情がこの「奇跡」を実現した。

いや、正直、この実証実験、大変なんだけどね。

_ On Off and Beyond: 何かを好きになるために努力すること

ただ、好きなものに出会うのを漠然と待つのではなく、 積極的に好きになる努力を払うということ。

そういえば、「なにかを好きになる」きっかけについて あまり考えたことはなかったけど、 冷静に考えてみれば、無意識下にこういう努力ってのがあるような 気がする。

実際、人を好きになるのだって、 いろんな駆け引きやら(言葉は悪いけど)妥協のようなものが最初にあって それから気持ちが強くなっていくもんだものね。

ということは、人は自分がどんなものを好きになるかある程度コントロールできる ということでもあり、その人が好きなものは、その人を形作るわけだから、 人は自分が何者であるかを制御できるわけだ。

いや、考えてみれば当たり前なんだけど、 今まで考えたことなかったなあ。

それは私が特に努力した覚えもなく「プログラミング」という 「好きなもの」に遭遇したからなんだろうねえ。 「好きであるがゆえの努力」には事欠かないんだけど、 「好きになるための努力」は記憶にないなあ。

_ U-20プロコン表彰式

ワークショップが開かれ「プログラマの内なる衝動」というテーマで話をする。 が、職業的にプログラミングを行った経験のない若者に どのくらい伝わったのかなあ。

最近では新たな3Kと呼ばれちゃったりするプログラミング業界だけど、 希望はまだまだあると思うんだ。 それが少しでも伝わったんなら、これ以上のことはないんだけどなあ。

_ 経済産業大臣表彰

で、U-20プロコンと同じ「情報化月間」というイベントの一環で、 経済大臣表彰なるものをいただく。 なんか他の受賞者[PDF]に 比べると、私なんか若輩者で、「ホントにいいわけ」とか思ってしまうのだが、 ま、とりあえず断るのも失礼な気がするので、 くれるというものはもらうことにする。賞状だけだしね。

で、その辺の「照れ」もあってジーンズで授賞式に臨んだりするわけだ。

日経BP技術賞のときはスーツだったのにね。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
_ okuji (2007-10-19 23:53)

最初に面白そうだと思える何かが必要ですよね。>好きになるための努力<br>何ら関心のないものために努力するってのは人間にはあり得ない気がするので、プログラミングを楽しむ人を増やすには、第一印象をよくする必要があると感じています。

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