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Matzにっき


2006年10月18日 [長年日記]

_ [Ruby] BYU Colloquium

12時頃、ホテルへお迎えがきて、昼食へ。

Happy Sumoという日本食レストランであった。 寿司とかがあったのだが、相当アメリカナイズされていて、 とんでもなく面白かった。私が頼んだものは 牛肉のマリネとカニカマの巻き寿司に衣を付けて天ぷらにしたものであった。 さらにその上にマヨネーズ!

どきどきしながら食べてみたのだが、おいしかった。意外だ。

お昼を食べてから、BYUのキャンパスツアーであちこち見学させてもらい、 その後、Colloquiumへ。

200人以上入る大教室がいっぱいになっていた。 後で聞いたら240人くらいいたそうだ。半分は学外のひとらしいとも聞いた。

で、司会が講義をスタートさせるのだが、 まず祈りから始まったのに驚いた。BYUでは別に珍しいことではないとか。

テーマは「the Power of Ruby」。 以前の英語の話いくつかを切り貼りして作ったものであったが、 今までの英語のプレゼンテーションの中では一番スムーズに進んだのでは ないだろうか。まあ、一度話したことのある内容が多くて 余裕があったというのもあるだろうけど。

スライドはこちら

その後、地元のRuby Users Groupの人たちと話をした。 これまたわりと真剣にRubyのことを考えてくれているようで 鋭い質問が続出して、ちょっとびっくりした。 こういうのって、お義理で参加して質問があまり活発に出ないことが多いのに。

追記

この講演のオーディオがIT conversationsから、 ビデオがBYUから入手可能になっている。

しかし、あらためて自分の講演を聞くと、英語は下手くそだし、発音もめちゃめちゃだし、 しゃべりはスムーズじゃないし、テンポは悪いし。 最初の5分も聞いていられなかった。みんな良く耐えてくれたなあ。

二十代は模索の時ブログ」では、「上手い」とか「必聴」とか「中国人の英語に近い響き(たぶん誉めてる)」とか 書いてもらってる。嬉しいけど、事実とは反する気がする。

_ [原稿] 日経ソフトウェア2007年1月号

第一特集がプログラミング言語について、ということで、 「多言語を学ぶ価値」と「コードリーディングについて」。 ただ、ここから忙しいのに本当に書けるんだろうか。

_ 通販の国

ホテルでスライドを準備したり原稿を書いたりしながら テレビを付けているわけだが、さすが通販の国。 面白そうな商品をたくさん紹介している。

でも、支払いはカードでいいとして、日本には届けてくれないだろうな。 もう少し滞在が長ければホテルに届けてもらえるんだろうか。


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