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Matzにっき


2006年05月10日 [長年日記]

_ 講習会2日目

ゆうぞうさん講師により淡々と進む。

RadRailsかっこいい。 IDE好きな人がいるのも分かる気がする。

事前に漠然と想像していたのとは違う進み方をしたり、 今後に向けてテキストを若干修正した方が良いと感じるところもあった。 しかし、心配していたほど進度の違いによるトラブルは起きなかった。 先に進んだ人も、AWDwRを読んだり、いろいろ手元で試したりしてたみたい。

_ 経済産業省

午後からは講習会は抜けて、 霞ヶ関の経済産業省へ。 仕事につながるかもしれない情報交換。

まあ、お役所から随意契約というのはありえないので、 漠然とした可能性に過ぎないけど。

_ 懇親会

講習会会場に戻り、懇親会へ。

いろいろな人がいて楽しい。 講習会における懇親会は心の壁を薄くするのに役立つので 効果的だったように思う。

当所最終日に行おうという話だったが、 最終日終わったら帰りたい人もいるだろうと2日目夜に変更した。 でも、今考えると、お互いによく知り合った方が学習効果が高くなりそうだし、 初日の夜のほうがよかったかなあ。次回はそのように提案しよう。

_ EvaluatingRuby

Martin Fowlerによる「仕事にRubyってどうよ」という話。 bliki_jaによる和訳あり

言語として好き、趣味のプログラミングにRuby、ってのはもう珍しい話ではなくなったが、 じゃあ、仕事にも使おうというのは、新し物好きのアメリカでも障害はある。 で、最近のトレンドでRubyを改めて評価してみると...。

MartinがRubyファンであることを割り引いても、一読の価値はあると思う。

_ [OSS] 『オープンソース開発者に対価を払うサポートサービス、OpenLogicが開始 - CNET Japan

ビジネスユーザとコミュニティをサポートでつなごうという試み。

うまく行くといいなあ。 「なんとかExchange」とか、軌道に乗らなかった試みは多いから。 結局、今まではコミュニティをドライブする力に欠けたんだと思うんだよね。 コミュニティの求心力とか、コネクションの強さとかに関係するんだろうか。


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