朝、ふと見ると、次女のほっぺたが膨らんでいる。あらら。
今日は結婚記念日(14年目)なので、なにかしようかと思ったが、 病人がいるのでは仕方がなくおとなしくしていることにする。
実家には妹が戻ってきているので、会いに行きたかったのだが、 おたふく風邪を蔓延させてもいかんしなあ。
たとえば
foo(x) if x = bar()
のようなコードではxへの代入がfoo(x)での参照よりも後ろに来ているので、 前のxはメソッド呼び出しとして解釈されてしまう。 [ruby-core:06684]では、上記のコードを
if x = bar() foo(x) end
と完全に同一にすることが提案されている。
が、正直あんまり乗り気じゃない。
ま、実装が面倒くさい(2パスかバックパッチングが必要になる)というのが最大の理由だが、 そのような面倒な処理を行って発生する違いというのは
くらいだから。それに結局
loop do p a a = 5 end
とか
if false a = 5 end p a
のようなコードで発生する「実際の代入処理の実行(動的)と代入文によるローカル変数の宣言(静的)」の問題がすべて解決するわけでない以上、あんまり嬉しくないのではないだろうか。
ここで、(どうせ2パスにするなら)もう一歩進めて、「そのメソッド内で代入の左辺に登場する識別子はどこでもローカル変数とみなす」というルールを導入することが考えられる。これなら、上にあげたloopやifのものにも対応できる。
しかし、このルールには、ある識別子がローカル変数かどうかメソッド全体を見ないとわからないので、 コードの理解しやすさが下がる危険性がある。メソッドが小さい時はいいけど、大きなメソッドがないとは限らないし。まあ、(かっこを省略した)無引数メソッド呼び出しと同名のローカル変数が共存するときにしか、問題にならないので、気にすることはないのかもしれないけど。
いつも通り、午前中ふにふにとしていると会社から電話。
珍しいなと思ったら、そういえば今日は取材を受けるって約束してたんだった。 うっかりしてた。子供の笑顔見てなごんでる場合じゃない。慌ててオフィスまで移動。
「日経バイト」の取材。 最終号に過去記事の検証としてさまざまな分野の人に話を聞くという特集なのだそうだ。 で、「プログラミング言語」の担当が私。わざわざ松江まで来るという時点でかなり豪気な企画だ。
そもそも「プログラミング言語」の一人者が私で良いのかって疑問があるのだが、 その辺を聞いたところ、実装技術の偉い人はたくさんいるけど、 言語そのものについて扱っていて、日経バイトの読者に名前がピンと来る人ってのが なかなかいないそうだ。まあ、確かにこのネタだと中田先生とかに話を聞くわけにもいかないか。 苦肉の策といったところか。
まあ、いろいろしゃべったが、役に立てたんだろうか。
しゃべった内容は(記事の邪魔になるといけないので)ここでは書かないことにする。
注目の編集者、森田さんがFranz Inc.のCEO、Fritz Kunzeに「言語ビジネスで成功する秘訣」を尋ねた答え。さすがに成功した人は違うな。おっしゃる通り。
詳細はリンク先を自分で読んでほしい(なぜか英文)。
ただねえ、成功するにはそれでいいだろうけど、 そういう言語って技術者とか言語設計者にとっては面白くないんだよねえ。
で、面白い言語でビジネスしようとすると...やっぱり死屍累累になるんだな。 面白くないとモチベーションが維持できないし。
難しいものだ。
Bruce Tate, James Duncan Davidson, Robert Cooper, Bill Vennersの各人に対する 「JavaのライバルとしてのRubyについてどう思うか」という感じのテーマでのインタビュー集。
さすがに彼らは冷静でRubyを一方的に褒めたりしないわけだが、 それにしたってこれらの面子がRubyに対してポジティブな感想を述べてくれるというだけで それはそれですごいことではないかと思う。
論文と書類が一通り終わって、 大学に提出。いくつかどうしても足りないものは 後から用意することに。
また、雑誌原稿のゲラを二本仕上げて、 こまごまとした仕事も終わらせた。
それと伸び伸びになっていたセキュリティレポートをwww.ruby-lang.orgに上げた。 これは対応が遅くて申し訳なかった、と思う。 なかなかレポートが揃わなかったり、確認ができなかったり、と 内輪の事情はあったのだが、言い訳にしかすぎない。
実質的な影響を受けた人はいなかったと思うのがせめてもの救いだ。
いや、いろいろ片付いたので気分が良い。
ワード評議会があったのだが、 子供の支度をさせたりしてたら結局出席できなかった。 妻、息子、末娘の三人は留守番。
今日は、聖餐会でプライマリーの発表があった。 子供達によるなかなかかわいらしい発表であった。 息子は昨日の音楽祭に引き続き参加できなくて残念。 彼の発表部分は私が原稿を代読した。
御世話をした妹の話によると直前までなかなか準備が進まなくて どうなることやら、と思ってたらしい。 そうは見えなかったな。本番に強い子供達。
次女はナレーターをしたり、大活躍であった。
息子の顔が腫れている。聞くとクラスでおたふく風邪がはやっているらしい。 やられた。
今日は小学校の音楽会だったのだが、息子は欠席。 私は息子の学年のぶんと次女の発表を記録するために参加した。
親バカ全開でビデオを撮影してきた。お仲間がたくさん。 中にはSonyのハイビジョンのビデオカメラを持ってる人もいた。 一昔前のプロ以上の機材だな。