«前の日(12-30) 最新 次の日(01-01)» 追記

Matzにっき


2003年12月31日 大晦日

_ [Ruby]Matz on Craftsmanship

Artimaインタビューの3回目。 コードを読むことについても言及している(のはCode Readingを意識したんだったか)。

なんか自分の話したことが正しい英語になっているのが変な気分。 実際は相当ブロークンな英語で話してました。

_ [家族]買い物

年末の買い物。妻と防府のサティへ。防府へ行くのは何年ぶりか。 道とか完全に忘れていてショックを受ける。毎日あちこち回ったのに。

妻がアクセサリをいくつか。遅れたクリスマスプレゼントということにする。

帰りにヤマダ電機に。USBキーボードが安かった(890円)ので購入。 これでU101の極小キーボードに苦しまないでCygwinできる。 しかし、キーボードが本体の2倍のサイズがあるってのはどうよ。

_ [家族]行く年来る年

年越しそばを食い、紅白歌合戦を見ながら、うとうとする。 LL Magazineの原稿が終わったから気が抜けているのだが、 『CODE Reading』はまだまだだ。「みなし年内」で作業せざるをえないか。

子供たちは近所の寺に除夜の鐘を衝きに行く。ついでにぜんざいをご馳走になり、 菓子をもらったそうだ。彼らは煩悩とか宗教的意義はまったく理解していないに違いない。

私は『CODE Reading』の原稿を見直しながら年越し。2004年もコンピュータ漬けは決定かな。

2003年はRubyの発展の年であったと思う。より多くの人がRubyを知るようになったし、 より洗練された1.8もリリースであった。 また、この『Matzにっき』もそれなりの数の人に読んでもらっているようで、 これによってプレゼンスが向上したような気もしないでもない。

来年はどんな年になるだろうか。


2004年12月31日 大晦日

_ 10大ニュース

2004年もいろいろありました。まつもと家の10大ニュースといえば、

  1. 三女誕生
  2. 引っ越し
  3. ゆきひろ屋根を踏み抜く
  4. 新居で雨漏り
  5. 息子小学校入学
  6. 両親が浜松へ
  7. 弟の帰還
  8. 一族全員大集合(合計19.5名)
  9. 1.8.2リリース
  10. 家庭菜園で大収穫

みなさんのところではいかがでしたでしょう。 2005年はどんな年になるでしょうか。


2005年12月31日 大晦日

_ [OOP] Classbox

OOPSLA 2005の論文集を読んでいたら以下のような論文を見つけた。

Classbox/J: Contolling the Scope of Change in Java

Alexandre Bergel et al.

これはJava版だが調べると(例によって)Smalltalk(Squeak)上に実装した Classboxについて述べた論文[PDF]もあるそうだ。

ざっと読んだ限りでは、以前からRubyに欲しいと思っていた機能のように思える。 selector namespaceよりも包括的で有効な機能のような気がする。

懸念される点は性能(Smalltalk上のナイーブな実装でメソッド呼出し時間が40〜60%増)だ。あと多重継承(Mix-in)のある状況にどう適用させるかも検討する必要がありそうだ。

それと、Classboxって名前もあんまり気に入らない。かっこよくない気がするなあ。

_ [PC] もうだめだ。

メモリ関係の症状が悪化した。 数十分も使っているとハングする。 日常的な作業はできそうにない。

Webやメールは他のPCでもできるが、 開発レポジトリへのアクセスや sshの鍵などがPCにあるから、Rubyの開発はとうぶん滞りそうだな。

正月明けたら修理に出そう。 結構かかりそうだなあ(泣)。

_ [家族] 家庭の夕べ

年末忙しかったり、病人がいたりで、変則的に土曜日になってしまった。

今回は「あなたを好きな理由」というテーマで、 家族それぞれの良い点を列挙するという活動を行った。

自分に対してもいろいろと書いてあったのだが、 一番うれしかったのが「公平」と書いてあったことだ。 もちろん私がいつも公平を保っているわけではないのだが、 そうありたいとは願っていて、 その点を見てもらえていたのはとてもうれしかった。


2006年12月31日 大晦日

_ [教会] 年末礼拝

大晦日だからといって、なにか特別な礼拝行事を行うわけではない。 数年前、元旦が日曜日だった時には普段3時間あるプログラムが1時間で終わったことがあったな。

普段通りの集会。 ただ、他の人を待ったりしてたので、 帰るのはいつもよりもずっと遅くなってしまった。

だいぶくたびれたので今日はおとなしくしてよう。


2007年12月31日

_ X61 続き

おおむね動くようになったのだが、 残りの作業を。

  • Xの外部ディスプレイ出力。xrandrを使った動的な設定も可能なのも分かったが、 実際、そんなに使いそうにないんで、/etc/X11/xorg.confを以下のように設定。

    Section "Device"
      ...
      Option "MonitorLayout" "NONE,LFP+CRT"
      Option "DevicePresence" "true"
    EndSection

これでおおむね無事に動作。

意外だったのはSDスロットが使えたこと。 SDカードをスロットにさすと /dev/mmcblk0 というデバイスが見える。 /dev/mmcblk0p1 をマウントするとそのまま内容が見える。 USB接続ではないので usbmount の自動マウントの対象にはならないみたい。

気に入った点。

  • 速い。さくさく動く
  • 軽い。X31より200gほど軽いが、持ってみると結構わかる
  • 今までと使い勝手がほぼ同じ。

気に入らない点。

  • リジュームにときどき失敗する(これ重要)
  • ゴム足の高さが違うのでガタつく
  • powersavedがたまにクロック制御しない。restartで直る
  • gnome-power-managerの設定が勝手に変わる (「ACで閉じる」設定がいつのまにか「ブランク・スクリーン」に)

とりあえずリジュームはなんとかならないかなあ。 他はいくらでも我慢できるんだけど。

_ 年賀状

大晦日になってやっと年賀状を。 うちからのが届かなくても気にしないでください > 関係者

しかし、毎年気になるのが喪中のあいさつ。

あれは「今年は年賀状を出しませんから」という意味だと思うのだが、 それは「今年は年賀状を受け取りませんから」という意味も含むのだろうか。 なんとなく、そんな気がして毎年出さないでいるのだが、 もし仮にわたしの身内に不幸があって、 「年賀状を出さない」ということになっても、 私は受け取りたいんだが。

っていうか、私だったら喪中のあいさつは出さずに普通に年賀状を出しそうな。

が、世間的な常識を知らないので、 「非常識」を相手に強要するわけにもいかず、 今年も何通かは遠慮したのだった。


«前の日(12-30) 最新 次の日(01-01)» 追記