«前の日(08-14) 最新 次の日(08-16)» 追記

Matzにっき


2003年08月15日 終戦記念日

_ でえと

子供を妻の実家に預けて、ふたりだけで出かける。なんだか久しぶり。

とはいうものの、連日の遊び過ぎでふたりとも少々疲れ気味。 けっきょくちょっとショッピングして、昼食を食べただけであった。

_ 温泉

その後、実家の近くの奥湯田温泉に入る。ひとり100円は安すぎ。

効能書きによると単純アルカリ泉らしいのだが、湯につかるとすべすべした感触があり、 いかにも温泉らしい気分が味わえる。玉造温泉は歴史はあるものの、お湯は普通だものなあ。

_ 原稿

なんて、ゆっくりした気分を味わってはみたものの〆切が延びるわけではない。

_ [Ruby]irb

で、原稿を書くためにirbを使っているのだが、補完機能が思いのほか便利で、 いまさらながら感動する。

ホームディレクトリの.irbrcに

require 'irb/completion'

という記述を追加すると、あら不思議、TABキーで識別子を補完してくれるじゃありませんか。

しかも、

foo.

の後ろでTABを押せば、変数fooの指すオブジェクトに応じてメソッド名を補完してくれます。 これ、最強。

これがあれば、他の対話環境はめじゃないなと。


2004年08月15日 終戦記念日

_ [教会]山口

年に1,2回、山口に帰省しているのだが、たいていは週日のうちに松江に帰ってしまうので、 山口支部にはずいぶん長い間顔を見せていなかった。何年ぶりだろう。 懐かしい人がたくさんいた。

山口の教会はバイパス沿いのパラボラアンテナが見える位置にある。 二階の窓からは真正面に見えるので、喜ぶ人もいるかもしれない。

集会終了後、防府のバプテスマ会があり、フォントを借りに来たので、防府の人たちにも会った。 それこそ17年ぶりくらいに会った人もいた。懐かしい。

当時2歳くらいだった子がめちゃめちゃ成長してて、あいさつしてもお互いに全然分からなかったとか。 その子のお兄さんを見て、お父さんと勘違いしたとか(いつまでも若いなあとか思ってた)。

_ [教会]安息日

日曜日には仕事をしないことにしている。

とあるからだ*1。とはいうものの、今回みたいに、

  • 原稿の〆切が月曜日に迫ってて、
  • 月曜日には松江に帰ることが決まってて、
  • そのためには6,7時間は運転する必要があって、
  • 帰り着いたら疲れきってて原稿どころじゃなくなるのが分かってて、
  • かつ、原稿は半分しか出来てない、

ような状況では、日曜日でも仕事しておきたいなあ、という誘惑に駆られる。

しかし、まあ、そういう状況でも自分の決めたルールに従い、かつ責任もきちんと果たすのが、 宗教を持つものとしてのあるべき態度だろう。冒険だが、今回もそうすることにする。

しかし、本当に「あるべき態度」は、もっと前から原稿を仕上げておくことではないか。 帰省することはず〜っと前からわかってたんだから。

*1  ユダヤ教徒の安息日は土曜日だが、キリスト教徒は「主の日」である日曜日を安息日としている


2005年08月15日 敗戦記念日

_ [教会] セミナリー

お盆だからということで、12時過ぎたところで夜釣に出かけた人たちがいた。 おかげでセミナリー欠席と遅刻。こらこら。

_ お盆休み

クリスチャンにお盆は関係ないだろうと思うのだが、 家族の希望により今日は休みとする。

で、米子で買いもの。ブックオフ、オフハウス、アニーのお気に入り、いとこの店('tis clay)、天満屋。 あちこちさすらってくたびれちゃったよ。

米子のブックオフで『め組の大悟』を12巻までまとめて買った。 12巻で完結だと思っていたからだ。ところが、実は20巻まであることが判明。 何年かぶりに買った漫画本なのに、残りを探して回ることになりそうだ。 連続ものは後半が入手しにくいんだよなあ。愛蔵版ならまだ新刊があるんだけど、 半分入手してるからなあ。

_ Xorg

しばらく前にサーバをXFree86からXorgに置き換えた。 別になんの問題もない、と思っていたのだが、 DPMSでバックライトがオフにならないことに気がついた。 なにが問題なんだろう。放置しておくとバックライトが消えていることがあるので、 standby/suspend/offの問題かと思ったが、dpms force offとかでも消えない。

謎だ。

追記

私のマシンはIBM Thinkpad X31、使っているドライバはatiでもradeonでも同様にバックライトは消えなかった。他に関係ありそうな情報はなんだろう?


2006年08月15日 敗戦記念日

_ 帰宅

山口から玉造に帰還。

途中、妻と娘が気に入っている浜田の「トライアル」という店に寄ったりしたので、 ずいぶん時間がかかった。くたびれた。

_ 7400/1200

金曜日の午後から火曜日の午後までまる4日間ネットにアクセスしなかったことになるのだが、 帰宅してからメールを取り込むと、7400通以上のメールがたまっていた。

スパムフィルタを使ってフィルタリングしてもまだ1200通以上の「読むべきメール」が残っている。途方に暮れそうだ。

とりあえず仕事関係の急ぐものだけ、ピックアップする。 それでもかなりの量だ。げんなり。

_ [Ruby] ハラショーハラショー2.6: Ruby City MATSUEの底力

吹き出しそうになった。恐るべし、Ruby City MATSUE。


2007年08月15日

_ [Ruby] Rubyist Magazine - Rubyist Magazine 0020 号

20号。ぱちぱちぱち。

しかし、私は今月めちゃめちゃ忙しくて、 連載(他言語探訪)はお休みしてます。

ごめんなさい。

_ [言語] Object Arts | Future development of Dolphin discontinued.

商用Smalltalk処理系としてはそれなりに有名だったDolphinの開発が 中止される、という話。最大の理由は「商売にならないから」。

また、「オープンソース化してほしい」というリクエストには 「オープンソース運動は好きじゃない。 Dolphinの商業的価値を投げ棄てるくらいなら、 時の砂の中に埋もれて消えていく方がマシ」という返答が。

いずれにしても、Smalltalkは世間に受け入れられない証拠がまた一つ、 という感じか。残念だ。

_ [言語] syx - Google Code

しかし、Dolphinが市場からいなくなっても Smalltalkが死んでしまったわけじゃない。

たとえば、Syxは Smalltalk-80の新しい実装。頑張っているようにみえる。 ソースはまだ読んでないけど。

_ [言語] SScript: enhancing JavaScript's expressive power << Noumena

Smalltalk言語そのものではなく、その影響ということなら、 それは現代でも決して小さいものではない。 たとえばRubyもそうだ。RubyにはSmalltalkの影響が随所に見られる。

で、ここで紹介するSScriptはJavaScriptに対するSmalltalkの影響(文字列ベースだけど)。

実際にSScriptを使ったソースコードを見れば、ひとめでその面白さが分かるのではないだろうか。

[1, 2, 3]._collect(':x | ^x+1');
-> [2, 3, 4]

[1, 2, 3, 4]._select(':x | ^x > 2');
-> [3, 4]

[1, 2, 3]._collect(':x | ^x*2');
-> [2, 4, 6]

[1, 2, 3]._reject(':x | ^x > 1');
-> [1]

[1, 2, 3, 4]._inject_into(1, ':x :y | ^x*y');
-> 24

[1, 2, 3, 4]._inject_into(0, ':x :y | ^x+y');
-> 10

[1, 10, 7, 8]._sort(':x :y | ^x < y');
-> [1, 7, 8, 10]

[1, 2, 3]._sort(':x :y | ^x > y');
-> [3, 2, 1]

var a= {
  x: 1,
  y: 'howdy'
};

var b= {
  x: 4,
  y: 'howdy'
};


var c= {
  x: 2,
  y: 'howdy'
};

[a, b, c]._sort(':w :z | ^w.x < z.x');
-> [a, c, b]

var counter= 0;
'^counter < 5'.whileTrue('counter._print(); counter++;');

(5)._to_do(10, ':counter | counter._print();')

(0 > 1)._ifTrue(' "howdy partners!"._print(); ');

return (this <= 2)._ifTrue_ifFalse('^1', '^('+this+' -1).fibo(); + ('+this+' - 2).fibo();');

えーと、なんてクレージーなんでしょう(ほめてる)。 APIリファレンスも参照のこと。

_ [言語] Nu?

Nuは「Rubyでない言語」。 どういうことかっていうと、Objective-CとRubyは思想的にはかなり近い線だが、 実装はまるで違う。文字列も配列もなにもかも。 で、Objective-Cのデータ構造を使ったRubyのような(しかも、Cのように効率が良く、 Lispの強力さも併せ持つ)言語なのだそうだ。

ただ、まだこれ以上の情報はないので、続報を楽しみに待ちたい。

追記: 続報

_ [言語] NYC LOCAL: Tuesday 14 August 2007 Lisp NYC: Perry Metzger on Otter, the new salty slick whiskered snow-bellying programming system - comp.lang.lisp

実態がよくわからない言語、その2。

Otterは「いつまでも公開されないArcはきっとこういう言語なんじゃないかな」というような言語。 だが、現時点ではホームページには なんの情報もない。

このLisp NYCに出席した人からの情報がほしいな。

追記: 過去ログが公開されているらしい。

_ [Ruby] Making Rails Better - Fixing Architecture Flaws in Active Record

ActiveRecordの欠点はテキストベースのカラムタイプの扱いと、 属性ハッシュにデータベースからのテキストとシリアライズされたオブジェクトが混じること、だとか。

私には判断できないが、欠点の指摘や改善の提案は非常に健全だと思う。

個人的にはRailsの最大の欠点は、 「自己中心性」にあると思う。 つまり、Railsはかなりすごい勢いでRubyそのものを変化させてしまうので、 他のライブラリなりフレームワークなりが似たようなことをしようとすると すぐに衝突してしまう。まあ、同じようなことをみんながやると大抵悲惨なことになるので、 基礎クラスを書き換えるような「黒魔術」はActiveSupportに任せておけ、 というのも理解できる態度ではあるが。

ま、このRailsの欠点はそのままRubyの弱点のせいでもあるわけで、 Ruby 2.0では、この辺になんとか対処したい。

_ [Ruby] Erlang Message Passing - Ruby point of view

Erlangのメッセージリングの例題をRubyで実装したもの、だと思うのだが、 ソースコードを読んでもいまいちなにをやっているのかわからない。

誰か解説してくれると嬉しいなあ。


«前の日(08-14) 最新 次の日(08-16)» 追記